不動産投資の詳細
不動産投資の特徴
不動産投資は、利益を得ることを期待して土地やアパートなどに投資する方法です。例えば、物件価値の上昇を期待して不動産を購入し、価値が上がったときに売却して利益を得ることや、購入した不動産を人に貸して家賃収入を得ることもできます。
ただし、不動産購入資金が大きくなる傾向にあるため、初心者にはおすすめしにくい投資方法です。
リスク ※1 | |
収益性 ※2 | |
資金 ※3 | |
総合評価 | 15.5 / 30点中 |
※1:この項目は、評価点が高いほどリスクの低い投資といえます。
※2:この項目は、評価点が高いほど収益性の高い投資といえます。
※3:この項目は、評価点が高いほど低資金で始められる投資といえます。
メリット
自己資金を抑えた投資が可能
不動産投資は、他人の資本を活用できる投資方法です。株式や債券などの投資は、自己資金で投資を行うのに対し、不動産投資は銀行から融資を受けて投資ができます。
融資を受けるということはローンを組むということです。お支払いは毎月の家賃収入をローンの返済にあてることができるため、自己資金を抑えた投資方法といえます。
資産になる
不動産を購入すれば資産になります。たとえローンを組んで不動産を購入した場合でも、物件や土地は個人の資産とみなされるのです。
さらに現物不動産を購入した場合は、賃貸物件として活用した後に、ご家族の住居はもちろんのこと、他の用途としても利用できるのも大きなポイントといえるでしょう。
所得・住民税の節税効果がある
不動産投資を節税目的でされている方は多くいます。不動産投資によって節税されるのは、「所得税」と「住民税」です。
確定申告をする際に、不動産所得が赤字になれば総合的な課税額が低くなります。特に不動産を購入した初年度は、仲介手数料や登記手数料などさまざまな諸経費がかかるため赤字になるケースが多くなります。
そのため累進課税の日本では、所得が高い方は不動産投資をすることで、より大きな節税効果を生むことがあります。
インフレに強い
不動産投資は、現預金とは異なりインフレにとても強いと言われています。預金や国債などの場合は、価値が目減りしてしまうのに対し、不動産の場合はインフレに応じて物件の価値も上昇するからです。
インフレによるリスクを軽減するためには、預貯金のような現金だけでなく、資産分散のひとつとして現物不動産投資をおすすめします。
デメリット
購入と売却に手間がかかる
不動産投資は、物件を購入、売却する際に時間と手間がかかることが大きなデメリットです。
不動産会社を介さなくても個人で購入・売却できますが、契約書書類の作成や必要な手続きなどをすべて一人で行わなければならないため、売買に関する専門的な知識が必要です。
維持管理が必要
物件は経年劣化するため、定期的な修繕や補修を行う必要があります。不動産投資は修繕費や管理費などの、ランニングコストがかかってしまうことがデメリットです。
しかし、大きな出費を避けようと定期的な修繕を怠ってしまうと、かえって余計な出費がかかってしまうことも考えられます。
固定資産税がかかる
不動産を所有すると、固定資産税がかかります。固定資産税は、土地と建物両方に課税されるもので、地価や面積によって変動します。
万が一入居者がいない場合であっても、固定資産税は課税されますので注意が必要です。不動産投資をはじめる際は、手持ちの資金にゆとりを持ってはじめていきましょう。
流動性が低い
他の資産と比べて、不動産は流動性が低い資産です。物件の状態や立地や景気によってはなかなか入居者が入らないことや売却できないことが考えられます。株式のように気軽に売買できないため、すぐに現金化したいとお考えの方には不向きな投資方法といえるでしょう。
金利が上昇する可能性がある
金融機関から住宅ローンを組んで不動産投資をする場合、基本的には変動金利になるため金利変動リスクが考えられます。
特に金利が過去最低基準にある現在の金融市場は、金利が上昇するリスクを内包している環境であると言えます。長期的な金利変動に対する予測は難しいため、「リスク」に対する理解が求められます。
「不動産投資」のクチコミ
兵庫県:不動産王になるぞ さん(37歳・男性)
主に、ボロ家を安く仕入れてリフォームして転売していますが、食っていくにはいけますが、なかなかの労力はかかります。気軽に始められる投資とは口が裂けても言えません。
愛知県:しゃちほこ さん(42歳・女性)
親から不動産をいくつか受け継いだので産みの苦しみは味わっていませんが、維持管理が大変です。楽な商売に思っていましたが、反省しています。。
埼玉県:いち さん(38歳・男性)
会社員でも投資できるという広告をみてワンルームマンション投資をやった経験がありますが、結果、大赤字でした。これだけは言えます。ワンルームマンション投資はダメ!